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■保険システムよもやまばなし 


第10回:「システムの寿命(3)」

  先月に引き続き台風襲来! しかも24号、25号と立て続けの襲来でした。今年の台風の日本への上陸数は9月末で5個。平年ですと3~4個ですので、台風の当たり年と言うことになるのでしょうか。強さやコースも一般的でない感じもします。温暖化による影響が生じているのでしょうか。

  さて、「保険システムよもやまばなし」のテーマは「システムの寿命」。保険代理店業務の日々の運営に欠かすことが出来ないシステムに寿命がある。それが突然やってくることもある。そういったことを想定したリスクベースの業務運営の必要性について話を進めています。これまで、主に寿命の原因に焦点を当てて「システム体制」、「老朽化」、「機器故障」を起因とする「システム寿命」についてお伝えしてきました。原因について、もう少し触れたいと思います。今回は、「機能限界」による「システム寿命」。

 「機能限界」!何それ?? と思われる方もいらっしゃるかと存じますが、いろいろな理由により、システム機能が対応できずに動かなくなることがあります。この原因の場合、突然寿命がやってくることは少ないですが、それでも経営サイドからすれば突然生じるような印象を受けられると思います。

 「機能限界」は次のようなケースが想定されます。ビジネス拡大・商売繁盛に伴って、保険取扱い件数が著しく増加した。その結果、システムの処理限界を超えてしまい、安定稼働が維持できなくなり、稼働もしなくなってしまた。また、昨今話題になっているサイバーセキュリティ。この対応のためには、システムを作っているプログラムや基盤となっている機器・ソフトにおける脆弱性を排除していく必要がありますが、プログラムや基盤機器・ソフトの検証・分析が出来ずに対応できなくなってしまった。さらには、業法改正等に伴って新たなプロセスを加えたり管理指標を把握させようとしたが、古いシステムにどのように手を加えればいいのか、皆目見当がつかない等々・・

 たかがこんなことで、システムが動かなくなる、寿命が来るのかと思われる方もいらっしゃると思いますが、システムは意外とデリケート。日頃から良く目をかけてメインテナンス等細目に行っていれば、拡張性・柔軟性もある程度は確保されますが、長く放っておくと、こう言った事態に直面することになります。しかも、それが突然と言うこともあります。

さて、こういったケースに直面したらどうすればいいか?? 
次回は、その対応策についてお伝えできたらと思います。

K System Planning
島田洋之