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■保険システムよもやまばなし 

第24回: 「最近のIT動向(1)」

 師走に入り、急に冬模様に。気分も何か慌ただしい感じの今日この頃です。11月の終わりにフランシスコ教皇が訪日されました。ご高齢にもかかわらず、限られた日程の中で、長崎、広島、東京と忙しく移動されるのに驚かされました。それぞれの場所で、平和や未来に向けた多くのメッセージを残されました。日本の社会、文化に触れるお話もあり、「感動する感性」や「いつくしみに満ちた社会の創出」と言った言葉が印象に残りました。

 フランシスコ教皇は、第266代ローマ教皇として2013年に就任されました。前任の第265代ローマ教皇ベネディクト16世は2005年に就任され、お二方の就任時の状況が、「How Apple Has Changed The World In Just 7 Years」と題
した写真で紹介されています。(https://www.cultofmac.com/219813/)この写真には、さらに“Picture = 1,000 Words”(百聞は一見に如かず)という副題も付いています。見て頂くと、Apple(スマホ)が世界を変えたと言うこ
とを一瞬にして実感して頂けると思います。

 保険システムよもやまばなし、今回からテーマは「最近のIT動向」です。最近のIT動向を語るときに欠かすことが出来ないのが、このスマホです。みなさんもお使いだと思いますし、もはや、生活していくのに欠かすことが出
来ない存在になっているのではないかと思います。スマホやインターネットは私たちの生活を大きく変えています。この変化は、保険や代理店に係るITにも大きく影響を与えています。今回からしばらく、「最近のIT動向:保険や代理店に係るIT動向」について、お伝えしたいと思います。
 
 最近、私は保険会社提供のスマホアプリを使っています。このアプリで自分の契約している保険の内容を確認することが出来ます。また、日々いろいろなメッセージを発信して来ます。近くで火災が起きているとか、台風襲来時には時々刻々と気象情報の提供がありました。自動車には保険会社提供のドライブレコーダーを設置しています。エンジンをかけると、「雨なので、ワイパーをちゃんとつけろ」とか、「最近の運転は・・」などと話しかけてきますし、運転を終えると、「今日は急ブレーキ、急ハンドルがあった」とか指導がなされます。さらには、一年に一回運転成績表的なレポートが送られてきます。うるさいなあと思うこともありますが、一方で、これだけ保険会社を身近に感じるようになったのは、初めての経験です。スマホやドラレコと言ったIOT機器:Internet of Thingsの普及、進化が、このような世界の実現を可能にして来たわけですが、このような動きはどこに向かっているのでしょうか?保険会社にとって、このような仕組みを開発・提供することはコスト負担もそれなりにあると想定されますが、何を目的としているのでしょうか?これまでの保険会社⇔代理店⇔顧客のビジネス構造変化をしようとしているのでしょうか?

 一方で、Insurance(保険)とTechnology(テクノロジー)を掛け合わせたInsurTech(インシュアテック)の動きも出て来ています。既存の保険会社は今何を考え、どこを目指そうとしているのか、デジタルアタッカー:InsurTech企業の動きはどうなっているのか等について、次回以降話を進めていきたいと思います。

K System Planning
島田洋之