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■保険システムよもやまばなし 

第8回:「システムの寿命(1)」

 台風襲来や、とんでもない暑さの日々が続いていますが、如何お過ごしでしょうか?

 さて、この「保険システムよもやまばなし」、「システムのことはあまり良く分からなくて・・」と言う保険代理店業務に携わる方々向けに、システムを身近なものにして頂けるようにと始めました。最初のテーマにしたのは、最近社会的問題にもなっている「システムとセキュリティ」、そして、次のテーマに選んだのは、「システムの寿命」です。

 保険業務を遂行するにあたって、昔は「紙と鉛筆の商売」と言われていましたが、今や「コンピュータによる装置産業」的な様相を示しており、保険代理店業務遂行にあたっても、代理店業務システムや、保険会社提供システム、インターネット利用システム(メール・ウェブサイト閲覧等)、インターネット公開システム(コーポレートサイトやウェブ募集等)等、種々のシステムを活用する等、保険代理店業務に係るシステム依存度は極めて高い状態になって来ています。

 そのため、システムの継続的な安定稼働は代理店経営にとっても重要な課題の一つになって来ており、「システムは動いているのが当たり前」、「システムはシステム担当にお任せ」と言った状態になっていると、システムリスクが顕在化した時に業務継続に大きな影響を及ぼすような事態になりかねません。
システムリスクには、企画・開発不備や停止・誤作動、不正使用、データ改ざん・破壊、重要情報の漏えいなどがありますが、今回は「システムの寿命」!「システムに寿命があるの!?」と驚かれる方もいらっしゃると思いますが、コンピュータで動いているシステムも、次のような要因で寿命を迎えることがあります。それは、急に来ることもあれば、ゆっくり来ることもあります。

【システムの寿命:主な要因】
  1.システムの要員不足や体制の崩壊
  ・システムを担当している社内メンバーの突然の退職
  ・業務委託先などの協力パートナーのサポートが突然受けられなくなる
 2.機器の老朽化や機能拡張の限界
  ・ハードウェアの老朽化やOSのサポート切れ
  ・利用件数の増加やセキュリティ対策によるアプリの基盤の対応限界
 3.業務刷新・プロセス改革等への対応限界
  ・経営陣の一新などで生じる管理方法の変更、業務刷新対応
  ・業法改正などによる業務プロセスの変更

 各企業はこのようなリスクを想定して、何らかの対策を講じておく必要があります。
まずは、自社のシステム環境(含む、体制)を再度確認して、上記のような状況にないか、兆候は無いか等確認することが重要です。次回、もう少し具体的な事象や対応策についてお伝えしたいと思います。

K System Planning
島田洋之